安東・河回村で見る、瓦屋根と草葺きの家、川に囲まれた風景
安東の河回村では、大きな瓦屋根の家と周囲の草葺きの家の配置、村を囲む洛東江を一緒に見てみましょう。住民が暮らす古宅の室内をすべて訪ねなくても、村ならではの風景を楽しめます。
安東・河回村で見る、瓦屋根と草葺きの家、川に囲まれた風景

2018年8月撮影。瓦屋根と草葺き屋根が見える河回村の路地です。
河回村では、一軒の家よりも、家々の並び方に目を向けてみてください。大きな瓦屋根の家のそばに低い草葺きの家があり、その外側を洛東江が回り込んで流れています。安東で古い家と川辺の風景を一緒に見たいなら、すべての古宅の室内を見学しなくても、この村を訪れる楽しみがあります。
河回村は、豊山柳氏を中心に受け継がれてきた氏族の村で、今も住民が暮らしています。路地の塀や門は、文化遺産の境界であると同時に、生活の境界でもあります。屋根や家の配置、川と村の関係を中心に見て回り、中に入るのは公開の案内がある場所だけにしましょう。
川が回り込む土地にある村
「河回」という名前は、川が回って流れる姿に由来します。洛東江の流れはS字を描き、村の東・南・西を囲んでいます。川を村とは別の見どころとしてではなく、家々が建つ土地の輪郭として見ると、河回村の形が分かりやすくなります。
路地では、近くの塀や屋根が目に入ります。川辺に向かう開けた場所では、村と水の関係に目を向けてみてください。一か所から川の曲がりをすべて見渡す必要はありません。案内図の村の形と、目の前にある川辺を見比べるだけでもよいでしょう。下のパノラマは高い場所から撮影されたもので、路地からの眺めとは異なります。

2012年9月撮影。川の曲がりと河回村を一緒に望む風景です。
川全体を見下ろす展望地点や、対岸への移動を必ず予定に入れる必要はありません。村側の公開された道や川辺の空間を見る訪問でも十分です。水辺では現地の柵や案内に従い、砂州や川岸へ下りる道を自己判断で選ばないでください。
大きな瓦屋根の家と、周囲の草葺きの家
韓国国家遺産庁の案内板の説明では、村の中心にある三神堂のケヤキを中心に、家々が川へ向かって配置されているため、向きが一定ではないとされています。大きな瓦屋根の家を中心に、周囲の草葺きの家が円形に配置されていることも、この村の特徴です。
一軒の正面だけを写真に収めるより、隣の家の屋根の高さや向きまで一緒に見てみましょう。長く伸びる瓦の線と、丸みのある草葺きの屋根がどのように近接し、塀がその間をどう分けているのかに注目できます。すべての家が同じ方向を向いて整然と並ぶ村だと思っていると、見落としやすい部分です。

2022年10月撮影。瓦屋根の建物と周囲の草葺きの家が見えます。
写真と同じ高い位置に立たなくても、路地から異なる屋根の輪郭を見られます。気になる家があれば、現地の案内板で名前や説明を読んでみてください。有名な古宅をすべて巡ったり、家の名前を覚えたりするより、村全体の配置を知ることに関心を向けてもよいでしょう。
草葺きの建物も、大きな瓦屋根の家とともに村の風景を形づくっています。丸い屋根、軒下の壁や木材、隣接する塀の上の瓦を見比べてみてください。建物の中に入らずに観察できる要素です。

2018年8月撮影の草葺き屋根と門の外観です。
暮らしのある家は、まず外から
国家遺産ポータルは、所有者の事情によって見学が制限される場合があると案内しています。門が開いていても、庭や部屋まで自由に入れるとは考えず、公開の表示と現地の案内に従ってください。写真は公開された道から撮り、住民の顔や家の中を撮りたい場合は許可を求めましょう。狭い入口の前で長く立ち止まったり、通行を妨げたりしない配慮も必要です。
伝統的な屋根の下では、今の生活が続いています。現代の生活用品が見えても、不自然に思う必要はありません。古い家を、今を生きる人たちが使っている村として見てください。昔の暮らしを再現する光景を期待するより、塀の向こうの生活を尊重しながら、村の空間を眺めてみましょう。
10月の祝典期間は、その日の利用場所を案内所で
2026年の安東世界遺産祝典は10月9〜25日の予定で案内され、河回村も会場に含まれています。村が公開した会場配置図には、花樹堂周辺の展示・交流空間や万松亭での路上公演など、普段の散策でも目にする場所での催しが記されています。この期間に訪れるなら、総合案内所でその日に通れる道や利用できる場所を尋ねてみてください。
配置図に催しがあるからといって、すべての古宅が公開されたり、村の入場券にすべての行事が含まれたりするわけではありません。公演や体験を希望する場合は、その行事の時間と参加条件を別に調べてください。家並みと川辺を見る訪問に、公演を必ず組み合わせる必要はありません。
住所と入場時間
目的地は「安東河回村」または「안동 하회마을」で保存しておくと便利です。韓国観光公社の英語案内には、慶尚北道安東市豊川面・全西路186(186 Jeonseo-ro)と記載されています。同じページの韓国語住所では186-8となっているため、番地だけでなく、村の名前と現地のチケット売場の案内も使って向かいましょう。
• 一般個人の大人入場料:5,000ウォン
• 10〜3月:案内上の見学時間09:00〜17:00、最終入場16:30
• 4〜9月:案内上の見学時間09:00〜18:00、最終入場17:30
• チケット売場への問い合わせ:+82-54-840-3801
• 韓国観光公社掲載の問い合わせ先:+82-54-840-3795
10月の16:30は最終入場時刻です。17:00前なら新たに入れると考えず、16:30より前に到着する予定にしてください。季節別の時間と一般大人料金は、2026年10月10日に韓国観光公社と保存会の掲載情報を照合しました。割引や無料入場は資格と証明書類によって異なります。保存会の65歳以上無料の案内は韓国籍の人が対象なので、外国人旅行者にそのまま適用されるとは考えないでください。
車いすやベビーカーを利用する場合は、見たい場所と入口からの移動方法を案内所に事前に相談してください。家の敷居や川辺へ続くすべての道が同じ条件ではありません。バスやシャトルを利用する場合も、訪問日の運行案内を別に調べておきましょう。
公式案内
写真クレジット
• 表紙・路地:De-Shao Liu (Terry850324)、2018年8月31日 · 出典 · CC BY-SA 4.0 · Commons提供の幅1280ピクセルのプレビューを使用、追加編集なし。
• 川のパノラマ:Petra Reiss & Götz Becker (Macmarvin)、2012年9月5日 · 出典 · CC BY 2.0 · Commons提供の幅1280ピクセルのプレビューを使用、追加編集なし。
• 屋根の配置:Bernard Gagnon、2022年10月8日 · 出典 · CC0 1.0 · Commons提供の幅1280ピクセルのプレビューを使用、追加編集なし。
• 草葺きの門:De-Shao Liu (Terry850324)、2018年8月31日 · 出典 · CC BY-SA 4.0 · Commons提供の幅1280ピクセルのプレビューを使用、追加編集なし。