ソウル地下鉄は「何号線」だけでは乗り場が決まらない
ソウルの地下鉄では、路線だけでなく列車の終点や目的の駅への停車も確かめる必要があります。方向の選び方から急行・終電、乗り間違えたときの移動方法と条件付きの再入場制度まで紹介します。
ソウル地下鉄は「何号線」だけでは乗り場が決まらない
ソウルの地下鉄では、駅名とともに路線の色・番号、駅番号、列車の行き先を見ておくと、乗る方向が分かりやすくなります。同じ路線にも支線や複数の終点があり、急行は降りたい駅を通過することがあります。運行情報は2026年9月12日の調査に基づきます。時刻表と15分以内の再入場制度の対象区間は、移動当日にご確認ください。

カチサン駅の多言語駅名標です。
改札ではカードを1枚だけタッチ
Tmoneyなどの交通カードは、読み取り機に1枚だけタッチし、表示を確認してから通りましょう。カードがない場合は、駅の券売機で目的地に合う1回用交通カードを購入します。運賃のほかに保証金500ウォンを払い、到着駅の保証金返却機にカードを入れると返金されます。[1] 通常の交通カードを使う大人の基本運賃は10kmまで1,550ウォンで、距離に応じて加算されます。[7] 残高が足りないときは、機器のチャージまたは運賃精算のメニューを探してください。

汶山駅の首都圏電鉄の改札口です。
ホームへ向かう前に、路線の色・番号と、電光掲示板の行き先・終点を照らし合わせましょう。同じ路線に支線や複数の終点があるため、上り・下りだけでは判断しきれません。路線の色・番号と駅番号を併せて見ると、道順をつかみやすくなります。反対方向のホームに入った場合は、まず改札内の連絡通路を探してください。通路がなければ非常ゲートを勝手に通らず、駅員呼び出しボタンを押しましょう。
乗り換えは出口ではなく、乗換案内に従う
乗換駅では、改札内の「Transfer/갈아타는 곳」の案内に沿って、次に乗る路線の色と番号を探します。[1] 通常は改札を出ずに乗り換えられますが、総移動距離による追加運賃や、新盆唐線などの別料金がかかる場合があります。

首都圏電鉄の券売・チャージ機です。
急行と終電で気を付けたいこと
急行はすべての路線にあるわけではなく、すべての駅に止まるわけでもありません。車両や電光掲示板の「급행/Express」の表示だけでなく、目的の駅に停車するかも確かめてください。9号線の公式駅案内では、急行停車駅が別に表示されています。移動当日の出発駅と方向、平日・土曜・祝日の区分、目的の駅への停車を、時刻表と電光掲示板で確認しましょう。[8] Express Bus Terminalは高速ターミナル駅の英語名で、急行列車という意味ではありません。経路検索にはソウル交通公社のサイバーステーションも使えます。[4]
終電も、一律に午前0時ではありません。駅・方向・曜日・終点によって異なり、遅い列車は目的地の手前で運行を終える場合があります。出発駅の終電、列車に表示された終点、乗換駅での次の路線への最終接続まで確認してください。ソウル交通公社の駅間所要時間データでも、標準運行時間は列車の状況によって変わる場合があると案内されています。[9] 当日の運行会社の時刻表と、ホームの電光掲示板を併せて見ましょう。

1回用交通カードです。
逆方向に乗ったり、乗り過ごしたりしたら
次の駅で降り、改札内で反対方向のホームにつながる通路を探してください。改札の外へ出る必要がある場合は、先に駅員へ再入場制度の対象になるか尋ねましょう。
「15分以内の再入場」は、降車のタッチ後、同じ駅の同じ路線の改札から15分以内に入り直す場合に、対象の運行区間で、対象となる交通カードに乗り継ぎ扱いを適用する制度です。電鉄の1回の利用行程につき1度だけ利用でき、1回券・定期券は対象外です。距離による追加運賃がかかる場合もあります。[6][10]
ソウル市の2023年9月26日の告知では、2023年10月7日から再入場が認められる時間を10分から15分に延長し、ソウル交通公社が運営する1〜8号線の区間、9号線、牛耳新設線、新林線に適用すると案内していました。その後、国土交通部の2026年6月15日の発表により、6月20日からコレールが運営する1・3・4号線、水仁・盆唐線、京義・中央線、京江線、西海線などにも拡大されました。
今回のコレールへの拡大では、空港鉄道・新盆唐線・金浦ゴールドライン・議政府軽電鉄・龍仁軽電鉄と、仁川1・2号線、7号線のカチウル〜石南区間は対象外です。利用する駅と路線が対象かどうかは、駅員や運行会社に尋ねてください。ソウル交通公社の区間については、1577-1234で案内を受けられます。
交通カードについては韓国初日のTmoneyガイド、空港からソウルへの移動は仁川空港交通ガイド、空港鉄道の乗車券はAREX一般列車・直通列車の比較もご覧ください。
写真クレジット
• 高速ターミナル駅7号線ホーム(表紙) — LERK, Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
• カチサン駅の駅名標 — LERK, Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
• 汶山駅の改札口 — 주행거리계, Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0
• 蘇莱浦口駅の券売・チャージ機 — LandAndTree, Wikimedia Commons, CC BY 4.0
• 地下鉄の1回用交通カード — Hefrd, Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
一部の写真はウェブ掲載用にサイズを調整しています。写真の利用・変更には、各原本のライセンス条件が適用されます。
参考資料
• [8] 急行停車駅 — 9号線の公式駅案内
• [9] 標準運行時間 — ソウル交通公社の駅間距離・所要時間データ
• [10] コレールへの再入場制度拡大 — 国土交通部の2026年6月15日の発表
• [1] 地下鉄 — 公式案内
• [2] ソウル観光ガイド — 公式案内
• [3] 列車時刻表 — 公式案内
• [4] サイバーステーション — 公式案内
• [5] 駅コード別の終電時刻表 — 公式案内
• [6] ソウル市の地下鉄15分以内再入場の拡大(2023年9月26日告知) — 公式案内
• [7] 運賃 — ソウル市の地下鉄運賃案内